当社は自ら水産加工業を行うことで、日本には必要不可欠な水産業・水産加工業が抱える課題を肌で感じながら、業界の各種課題解決を図り、持続可能性を高めるため、時代の要請にあったAI（人工知能）等、新技術を用い、特に中小規模の水産加工会社様を対象とした水産加工業ソリューションの研究・開発を行っております。

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【水産加工ソリューションの研究・開発事例】

①水産加工業DXソリューション「AIセレクタ」の開発へ協力

「AIセレクタ」は、ホタテ貝柱の選別工程において生産性向上を図るホタテ質量推定AIソリューションとなります。当社のグループ会社　株式会社ラックランドが、製造業特化型コンサルティングファーム　株式会社O2と共同開発した第1弾のソリューション。当社は水産加工会社としての知見を活かし、全面協力し開発しました。株式会社ラックランドが2022年12月に、提供を開始する予定です。

AIセレクタ特徴

選別工程において、ベテランに比べ初心者は選別必要時間を約3倍要します。（当社内調べ。）　パック詰めの経験が無くともベテランと同等以上の精度とスピードで選別作業ができることで、お客様の生産性向上と労働条件の改善に寄与します。

・繁忙期に初心者を集めてもすぐに選別加工を担当できる。
・ベテランが退職しても生産能力を落とさない。
・ベテラン社員が休んでも別の社員が簡単にフォローできる。

これらの機能を持つ「AIセレクタ」を、中小規模の水産加工会社様でも導入しやすい初期コストを抑えたサブスクリプション型の金額で提供できるよう開発することで、水産加工業界の生産性向上にも貢献していきます。

②マイクロバブルやハイブリッドアイスを用いた商品開発

魚介類を活性化させることができる「マイクロバブル」。
旨味成分を流出させず鮮度・美味しさを維持する「ハイブリッドアイス」。
これら新技術を用いて製造した魅力ある商品開発等、ラックランドグループが培ってきた各種設備ノウハウを活かし、高付加価値を付けた利用方法も研究しております。